2007/01/26  聞き慣れないこのプウホヌア・オ・ホナウナウ史跡は、1961年国立歴史公園に登録された。その意味では新しいが、古代ハワイ王国の様子を知る上でたいへん貴重だという。歴史の苦手な私には、ちょっと苦手な見学だが、この島に住む日系人の熱心な説明で、ずいぶん引き込まれた。 

プウホヌア・オ・ホナウナウ史跡について学習

カイルア・コナの港から上陸して、南に30kmほど行ったところにあるハワイでもっとも由緒あるヘイアウである。 ヘイアウとは、 ハワイ独自の宗教観による禊(みそぎ)を取り行う祭祀場であり、 罪人、敗残兵など死刑を宣告された者でも、 殺される前にここに逃げ込み、 祈祷師による禊をすませれば罪が無くなるというものであった。 そのため戦時には老人、子供、女性の避難場所にもなった。 祭祀場は15世紀にはすでに存在していたことが確かめられているが、 正確な紀元は分からない。
キャプテン・クックの上陸、これ以降に続く西欧人の進出と、それにともなうキリスト教の布教によって、多くのヘイアウが破壊された。 プウホヌア・オ・ホナウナウもキリスト教徒の手によって徹底的に破壊された。近年、この遺跡の重要性が見直され、1700年代以前の姿に復元された。

”プウホヌア” とはハワイ語で「逃れの場」、「聖域」という意味。 かつてハワイには、カプ制度(掟のようなもの)が存在していた。この掟を破ってしまうと死罪となってしまうのだが、犯罪者は誰にも許しを請うことができなかった。そこで王族達は、犯罪者達が逃れ生き延びることができる場所を作った。それがこの場所なのだ。日本でいう”駆け込み寺”みたいなものだ。

ここから国立歴史公園にはいる。入場料はツアー代金に入っていて、まとめて支払われたが、聞くところに寄るとかなり安いらしい。

入ってすぐに、建物の壁に下の写真のような絵が絵がれている。

一生懸命説明を受けたが、ほとんど頭に残っていない。メモも録音もない。わずかにビデオに残っているが聞き取れない。残念残念。

園内に入る時にねいつもの通りパンフレットをいただいた。

その中に左下の大きな写真のように、順路が番号で示された案内図が入っていた。これで建造物を見比べると理解しやすい。ところがそこに書かれた解説はすべて英語。ここはアメリカ。当たり前のことだが、今日のガイドは親切だった。その説明文を自らタイピングして持ってきてくれたのだ。

バンフとガイドの訳書を手に、移動しながら見比べ、ガイドを追いかけてさらに説明を聞く。そして撮影。とても忙しかった。古代ハワイのゆったりした雰囲気に浸るには至らなかった。

なぜだろう。事前調べをほとんどやっていなかったことによる知識のなさが、そのようにさせたのであろう。

日本語の解説文は本当にありがたかった。Takeo Izawaさん、本当にありがとう。感謝しています。


フィリピンやポルネシアから渡航してきている様子を描いている。

上右隣写真の酋長がかぶる黄色帽子は、鳥の羽で作られている。


プウホヌア・オ・ホナウナウのビジターセンターで配布されたパンフより。

澄んだ海と真っ白な砂浜が一面に広がり、ヤシの木は太陽の光で白浜に影を映し出す・・・このなんともいえない美しい光景は、訪れた我々の心に刻まれ、ハワイの穴場である。

以下に記した茶色の和訳文は、すべて、コナ在住の日系人で、現地ガイドをして頂いた Takeo Izawa 氏から頂いた和訳文を、そのまま転用させて頂きました。

 

Present by Lion Club of Kona International relations.
Takeo Izawa.Nov 2006 Copyright.

 

1.Royal Grounds

 ローヤルグラウンド。 想像して下さい、今貴方の居るところで兵士が労働者達のタロイモを練り、池から魚を捕っているところを監視している姿を、コナネを2人でゲームしている処、そこで急に騒がしくなってきました。それはキングとワイフが兵士を伴ってカヌーで砂丘に上がって来たのです。もしその時代に貴方が普通の民でしたら、ローヤルグランドに入れないし、貴方の影を作る事も出来ませんでした。その罪はKAPUでは死刑です!

2.Templu Model

 テンプルモデル。 これはオヒアの木の柱をココナッツの紐で縛って、ティーの葉で葺かれた外装のハレオケアブィ寺院の1/2のモデルです。

3.Konane

 コナネ。 ハワイアンの昔からある石で作られたチェスゲームの複製です。ゲームの方法はヴィジターセンターに問い合わせて下さい。

4.Kanoa

 カノア。 この岩のえぐられたボウルは、染色用の染料を保存したり、海水を蒸発させて塩を作ったり、儀式用飲料の為にアバの根から摂る液を保存したりするのに使いました。

 

 

 

 

5.Tree Mold

 ツリーモールド。 マウナロア山の噴火溶岩が、以前ここに立っていた木を押し倒して木を覆ってしまい中空状態になった溶岩です。

 

 

 

 

6.Keone ele

 ケオネエレ。 ローヤルカヌーが出入り出来る入り江です。他の庶民の使用は禁止されています。海亀が甲羅干ししていますが触ったり、傍には行かないで下さい。砂地の水際5メートル以内には入らないで下さい。

7.Halau

 ハラヲ。 この作業場の屋根内にはティーの乾燥した葉が長いロープにつながれて干してあります。これは魚を追い込むのに使います。歌にも有るように、フキラウと言う追い込み漁方です。

 

8.The Great Wall

 ザグレートウオール。 高さ3メートル幅5メートルの石積み塀でローヤルグランドとプウホアヌとが分離されています。この工法は自然の石を注意深く組み合わせたもので、コンクリート等の接着剤は使用されていません。1550年頃に造営されてから修理はされていますが其のままの規模です。

9.Hale Keawe

 ハレオケアヴィ。 木製の魔除けは寺院内の23名のアリイ(チーア)の遺骨を守る様に創られています。この寺院は常に現状を保つ為に改修されています。ホオクプ(供え物)はレレ(タワー)に置かれています。

10.Puuhonua

 プウホヌア。 もう一度想像を働かせて下さい。貴方か゛KAPU(自然規則)を破って兵士に追われて港を泳いで渡ってプウホアヌにたどり着いて来た時の事を.もう此処では血を流す事もなく安全に居られることを、そして神に有り難うを言う事が出来る事を、その後で司祭の許可で自分の居た所へ戻る事が認められる喜びを・・・・・。

 

11.Keoua stone

  ケオウア ストーン。 ハワイからのマーク、トーウエンの手紙によると、この石はコナ地区のケオウアと言う高官のお好みの落ち着いて座れる石だったとの事。傍に空いている穴はたぶんテントを張る為の柱の為だったのでしょう。

12.Alealea

 アレアレア。 当時のプウホヌアの重要な寺院跡、此処には魔除けと寺院がありました。この場所は7階段に渡って建設されています。

13.Kaahumanu Stone

 カアフマヌ ストーン。 ハワイ言い伝えによると、カメハメハ大王の妻カアフマヌが大王との仲違いから怒って長い距離を泳いでプウホヌアに入りました、そしてこの石の下に隠れていましたが、彼女の犬が吠えたので見つかってしまい、その後夫婦は仲良く生活したとの事です。

 

14.Papamu
 パパム。 この石はオリジナルのコナネケ゛ームの石版です。

15.Old Heiau Suite
 オールドヘイアウサイト。 此処にある石積みは大変古い寺院のあとです。その名前は未だ解明されずに不明のままです。プウホヌア内ではもっとも古い建物の一つです。強力な高波の力で何度も壊されています。

16.Haleipala
 ハレイパララ。 この池は地下水と海水の混ざり気水です。アリイ(高官)の食べるための魚を確保していました。