懐かしの下多寄に寄って、宿泊を予定している名寄の姉の自宅に向かう。

今回は、その途中でどうしても立ち寄りたいところがあった。時間が遅くなってしまい、訪問すべきかどうか迷ったが、今回をおいては生涯下多寄小の同級生には会えない。

意を決して、挨拶だけするつもりで川原 彰君宅の門をたたいた。小6以来なので顔もほとんど思い出せない。

インターフォンを通じて、明るい女性の声が聞こえて、名前を名乗るとすぐに驚きの声が伝わってきた。

こうして、思いがけない掛け替えのない3日が始まった。

昭和24年、父が校長を務める下多寄小学校に入学した。

小学校時代は、住宅前の校庭で、元気に遊ぶ、どこにでも見る小学生だった。

新年は卒業して、いよいよ中学校だ、と夢を見ていた11月。父は突然の転勤となり、私も連れだって転校となった。

後わずか4ヶ月を残すところであった。


下多寄小のクラス写真はこちら。

居間で、共に再会を喜ぶ川原君と後列は奥さん。


                大邸宅の庭に浮かぶ日本庭園
500Tのクレーンを有して、大型の橋梁工事を専門とし、大成功を収めている。室蘭で開通した「白鳥大橋」も彼の仕事だ。すでに名寄在住の姉や兄から聞いていたが、今や道内指折りの会社の社長として、有名人になっていた。

突然の訪問にもかかわらず、彼は私のことを覚えていてくれた。

実に53年振りの再会となる。

すぐさま取り出されたのが当時のアルバム。表紙が私のアルバムと同じだ。ページをめくると、想い出がまるで堰を切ったかのように次から次へと出てきて、長年会っていないことの違和感を、全く感じるどころか、あっという間に時間が経過した。

彼からもらった名刺を見ると次のように書いてある。
  全国外国人研修生・実習生受入団体協議会会長 道北国際人材交流事業協同組合理事長
国際親善・技術交流に幅広く活躍していることがわかるが、居間には、1998年中国国家主席の江沢民が来道し、農業や牧場を視察したとき、一緒に撮影された記念写真が飾られていたことに、彼の活躍振りの広さを垣間見ることが出来た。

以来中国と北海道の絆が結ばれたが、この時期は、私がアメリカから帰国した翌年に当たる。中学からこれまで全く違った道を歩んできたはずだが、互いに国際社会に目を向け、仕事の中味は違っても、同じ国際理解に寄与出来ていたことは、たいへんうれしいことであった。

翌朝目が覚めると、川原君から朝早く電話があったという。朝起きたら電話が欲しいとの言づて。
何か忘れ物でもしたかとおもい早速電話をすると、道北方面が天気が崩れているので、せっかくの旅行だから天気が回復する明日まで、出発を1日遅らせた方がいいとのアドバイス。今回の旅行は全く日程を決めておらず、どこでも自由に走り回る予定であったので、姉夫婦の薦めもあって延泊することにした。再び電話があり、これから松下(現山上さん)さんと伺いたいというので、友の親切に感謝しつつ、急いで朝食を食べていると玄関に来客の声。出てみるとそこにはもう川原君と松下さんが立っていた。その早いことに驚いた。面影残る彼女の容貌と姉から、近くに住んでいて、ときどき会う話は聞いていたのですぐに彼女だと言うことがわかった。わざわざ訪ねてきてくれたのだ。
今朝の忠告を聞き入れて、1日延期することにしたので、こちらにすんでいる仲間にも連絡してみたいが、今からだから何人都合がつくかわからないけれど、家内にも一緒に食事をしないかとのお誘い。もちろん私共に異論があるはずがなく、恐縮であったがお願いすることにした。しかしこの時点ではどんな名前の人がいたかすら思い出せなく、もちろん顔は思い出せない。

帰ってからまもなく再び電話。10名集まることになったことと会場を知らされた。えー、わずかこの時間でどうしてこんなに集まってくれるの。連絡網のすごさ、手際の良さ、そして行動力。彼らには打てば響く仲間の触れ合いが存在することを知り、川原君と松下さんにただひたすら感謝の気持ちで一杯だった。


皆さん本当にありがとう。

「同じ校門をくぐり、同じ学び舎、同じ運動会、年少の純真多感な時代を過ごした同期生はいつまでたっても懐かしいものであり、いくら年をとっても、いくら所を隔てても変わるものではありません。」
                       発起人代表 川原 彰

                             「下多寄小学校第53回卒業生 開校100年記念ふるさとに集う」の挨拶文より抜粋引用させて頂きました。

わずかな時間での開催にもかかわらず、このような立派な資料まで用意してくれました。名簿はとても助かりました。

ここからのスナップで、各写真の左下に日付が入っている写真は、山上さん(旧姓松下さん)から送って頂いた写真を使わせて頂きました。
 
グランドホテル藤花ロビー
2次会には、川原君の奥さんも駆けつけてくれました。
 
再び川原君の素晴らしい日本庭園を拝見しました。
松川君、会えて良かった。
   
松川さんの美容室では、おいしいお茶をごちそうさま


松川さんが川原君のヘリコプターから撮影した下多寄小学校近辺の航空写真(2001年10月6日)

 

通学していた頃の学校の位置と私の住宅の在った位置を入れさせて頂きました。赤で囲んであるところです。

風連では佐藤さんのお店で    
美深に石戸谷さんを訪ねました