札幌と稚内を結ぶ広域観光ルート「日本海オロロンライン」の中央部留萌市に入る。

この市は、または、札幌市を起点として日本海側を通り、留萌市とを結ぶ幹線道路である国道231号線の起点でもある。

この国道は「幻の国道」と呼ばれているが、ここを走らないと北海道沿岸一周が切れることになるので、どうしても留萌市に入る必要があった。

「黄金岬」

かつて日本海が鰊の豊漁で賑わっていた時、この岬はニシンの見張り台でもあった。

岬は、夕陽に映し出された群衆(ニシンの群)がきらきらと黄金色に輝きながら岸をめがけて押し寄せたことから、「黄金岬」と呼ばれるようになった。

留萌(るもい)港近くにある岬で、夕日のビューポイントでもある。

この名は、積丹町にも存在するが、同じような意のようだ。

留萌港に向かっていると、「波灯の女」への標識が目立つ。名前に惹かれていって見ることになった。

途中にあったのが、この巨大なテトラポット製作場。

波灯火の女

行ってみてわかったのは、これが灯台であることだ。

このようなデザイン灯台は道内では網走に次いで2例目らしい。

留萌市民の寄付により、留萌港に完成した女性像のブロンズ製灯台「波灯(はとう)の女(ひと)」の点灯式は「海の日」の7月16日に行われた。

完成は今回訪問の3ヶ月前だったのだ。

ブロンズ製灯台は全国でも珍しいという。灯台は、コンクリート製の台座を含め、地上からの高さが6・65メートル。像部分はブロンズ(青銅)製で、日本海を望むように西に向かって岩に座った女性が掲げた右手の上に、発光ダイオード(LED)を使った簡易標識灯が載っている。

光は4・6キロ先まで届く。

「黄金岬」 波濤の門 その礎石には「厳しくも力強い日本海の波濤、幻想的なきらめき、落陽のロマン 遥かなる海を眺めるときそこに幾多の先人のドラマを知る。 この門は 天の力・地の力・人の力に支えられ、いま限りない ヒューマンの精神を希(ねが)っている」と力強く記されていた。
ここからいよいよ「幻の国道」といわれる国道231号線に入っていく。