小樽という地名には、何か情緒豊かな響きを感じるのはなぜだろうか。

商都として栄えた小樽を象徴する運河には、今なお石造りの運河がたくさん残っていた。

私共は、小樽の運河を車から眺めることにして、運河沿いに走っている臨港線をゆっくり走りながら、いくつかの倉庫をカメラに収めることにした。

小樽運河は、内陸に水路を掘ったものではなく、沖合を埋立て、陸との間に出来た水路であり、「埋立て式運河」と呼ばれる。

海上に停泊した船舶からの貨物を乗せた艀(はしけ)舟を係留し、貨物の荷揚げに使われたが、人力のため急速に衰退していった。

1960年代に入り、運河を埋め立てて、道路として整備することになるが、保存運動が全国規模で高まり、半分を埋め立て、1986年に小樽臨港線) が開通する。

散策路やガス灯が整備され、大きく様変わりした運河周辺は、小樽の一大観光スポットに成長していて、現在では、当初の景色を残す北運河よりも、半分を埋め立てて散策路を整備したこの臨港線部分に観光客が多い。

運河沿いの散策路には63基のガス燈が設置され、夜にはレトロな街並みにロマンチックなあかりが灯る。

運河沿いの石造り倉庫群もライトアップされなんともロマンチックなスポット。

若い我々には心の躍る話だが、これは夜の散策での話。

少し後ろ髪が引かれたが、車で臨港線を通行して、倉庫群を眺めるという策に出た。

 

カーラジオからは、旭川が-1.8で平年より3日早く初氷が張ったとか。

 

坂道の奥に海が見える。その手前に小樽運河がある。
臨港線をドライブしながら眺める倉庫群の一部。
小樽を出て15分ほどで、再び海岸淵に出る。 前方には積丹半島の険しい崖が見え始まる。 余市市街を抜けると再び沿岸沿いの道になる。
海に見える岩にも、特徴が現れてくる。

余市を過ぎてこの岩が見えるともう積丹だ。『ローソク岩』といって、高さが46メートル。

アイヌの伝説によると、「昔、大きな大陸の神様が、この美しい積丹半島が欲しくてたまらくなりました。 「よーし、すんごい大嵐を作って、この半島をもいでやれい!」 北海道の神様は、そりゃー大変なので、積丹半島に縄を付けて、このローソク岩にしっかり結びました。 ローソク岩は、大嵐に耐えて、半島を守りました。 」