室蘭市への訪問は初めてだ。今回のきっかけとなったのは、名寄市の訪問からだった。

新しい観光名所にもなっている「白鳥大橋」は、その建設に大きく関わった人物に出会ったのがきっかけになった。

この旅行がスタートした頃、名寄市風連町で、53年ぶりで小学校時代の同期生に会うことができた。その中の一人が「白鳥大橋」の建設に大きく貢献していたのだ。

そのことを聞いて苫小牧から帰りのフェリーに乗船する前に必ず立ち寄って、友の偉業をこの目で確かめることにした。
それがこの日に実現した。

「白鳥大橋」(はくちょうおおはし)は、北海道室蘭市において室蘭港を横切る大橋である。名前の由来は室蘭湾の別名「白鳥湾」にちなんでつけられたが、橋全体も白鳥が羽を広げたような姿をしている。平成10年に開通した東日本最大の自動車専用吊り橋である。

主塔基礎支持岩盤が非常に深いため、橋梁としては世界で初めての方法がとられている。

地中連続壁併用逆巻剛体基礎工法を採用。地中連続壁は海面下103m、基礎本体73mと、世界的にも前例のない大規模なものとなった。 桁下高は室蘭港の過去の出入船の実績から検討を重ね、最大でマスト高51.5mの26万DWT級鉱石運搬船を想定し、潮位、心理的余裕などを加味し54.45mとした。

地峡岬からの帰り道、白鳥大橋の一部が遠望できる。
岬を下ると、前方の家並みの間に、白鳥大橋が見えてくる。
このまま直進すると白鳥大橋へと進んでいく。
美しい曲線美にあふれた橋脚は、下から眺めても美しい。
やがてこの上を走り抜ける。
いよいよ前方に、橋の主要部にさしかかる。
壮大な空間を飲み込むように、2つの大きな橋脚が視界に入る。両側は室蘭湾で、停泊している大きな貨物船もたくさん見ることができた。
1つ目を通過すると、続いて2つ目の橋脚が、ものすごい勢いで迫ってくる。まるで白鳥の背中に乗って、空中を舞っているようである。
2番目の主要橋脚をくぐると前方の緑が一気に多くなり、地上に近づいてくることがわかる。
大空を舞った白鳥は、静かに地上めがけて、最後の滑空にはいる。壮大な空の旅が終わった。