今日の宿泊地浦河町に向かって浦河国道を北上していると浜で昆布取りをしているグループに出会いました。

再び何をしているのだろうと、物珍しさで停車して見ていると男性が大きな銛を海に投げ入れて引き寄せ、昆布を採っているところでした。

岸辺では、数人の男女が、引き上げられた昆布を選別してるところでした。

さっそく体験させてくれるようにお願いして、大きな銛を振り回して渾身の力を込めて海に投げ込み、引き寄せました。

見事に昆布がとれましたが、再度の挑戦は断られました。

理由がありました。

浜で採るのは漁連で午後4時と決められており、ちょうど4時になったので終わりと言うことなのです。

時計を見ると4時を数分過ぎていました。

漁民の交わしている約束を守る姿に触れて、こんな所にも互いに守るルールがあることを知らされました。

むやみに採りすぎて資源を枯渇させないためだそうです。

国道にトラックを停めて何をやっているのだろう。 海は荒れていて、波は白波となって激しく打ち寄せている。海上には船の姿はない。

陸上では、大量の昆布を手分けして整理している。

さてこの昆布はどうやって採っているのだろう。

少し見ているとその答えがわかった。

 

下左の写真。この竿には大きめな錨風の鍵がついていて、これを沖合に投げて海中の昆布をたぐり寄せるのだ。

簡単な原理だ。

年中風が強く、このように荒れていては仕事にならず大変だろう、と心配していたが、そうでもないことがわかった。

この荒波が海中の昆布を岸に運んでくれるのだ。

漁師達はそれを引き上げ、選別して乾すことによって、この時期の収入になるのだ。

海が荒れれば、黙っていても岸に打ち上げられる昆布。

 

何とも良い商売ではないか。

すかさず体験させてくれるようにお願いし、挑戦する。

最初は、重さのことを考えず、遠くに投げたいいっしんで思いっきり振り回したところ、最後に投げる瞬間で逆に身体が振られ、遠く行くどころか転ぶ始末。

それではと再度挑戦。

やや投げられて、昆布を引き寄せる。大満足。

それではもう一度、と体制を整えようとした瞬間、もう終わりだと停められた。

漁業協定の終了の時間だったのだ。残念無念。