校舎と体育館を結ぶ廊下の入り口には、消火栓が散乱したままになっている。

自転車の空気は抜けていない。

   

校舎にはいる。

倒れたグランドピアノは撤去されていた。

床につもった泥も取り除かれ、きちんと整理されていた。

   
床に持った泥はきれいに取り除かれていた。
   
卒業式を控えて飾られた「おめでとう」の文字はそのままだ。
   
2階の廊下も時間が止まったように静まりかえっていた。
   
鏡に映った状態を撮影したので、文字は鏡文字になっている。
   
震災のあった3月で止まったままの児童たちの目標だ。
   

 

 

 

 

 

消火栓のホースは収納されていたままの状態で引き出されてる。

汚れがないので使われた形跡はない。

いったい何に使おうとしたのだろうか。

   
明日の卒業式に備えて、カラフルにきちんと飾られた掲示板はそのままだった。
   

壊れた玄関のドアはそのままだった。

   
2階から振り返ると当時のにぎわいの声が聞こえてくるようだ。
   
音楽室は施錠されていて、入ることはできなかったが、黒板にかかれた児童と自衛隊のメッセージは消されていないことが鏡に映った状態から確認できた。
   
廊下・階段の泥も取り除かれていた。
   
2011.03.11 東北地方太平洋沖地震
私の目が見た  の記録第2弾
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閖上小学校 校舎内    

開いたままの入り口から小学校内に入って、たまっていたはずの津波による泥が取り除かれているということだ。母校を愛する人たちか学校を愛する地域の人たちの手によるものか、それはわからない。学校としてはきれいさは当たり前かも知れないが、以前の泥まみれの床や散在している流失物で埋まっているようすが頭に残っていただけに、これには本当に驚いた。これだけで閖上地区の皆さんかいかに立ち上がり、復興に向かって動いているたくましさが伝わってくる。

同様に地震で破壊された教材・教具類もきれいに片づけられていて、たいへんホッとしたのが第一印象であった。校舎も破損のダメージを受けているところ以外はきちんと施錠もされており、すでに管理が行き届いて、その背景で働いている方たちに深く敬意を表したい。

       
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