のあゆみ

「第43回定期演奏会」

 

第43回定演プロ
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前日のリハーサルを見る。舞台で真剣に練習続ける部員たちには、いつにかわらぬ熱気が感じられる。会場内のあちこちには、先輩たちの姿が。在学中情熱を注ぎ込んだ懐かしの舞台に思いをこめながら、懐かしそうに会話が弾む先輩たち。練習中のステージをじっと見つめ、じっと聞き入る先輩たち。なにやら忙しそうに動き回っているのは、自然に集まってきたこの演奏会を盛り上げようと集まった人たちだ。これらの人たちがこの演奏会を支える土台となっている。長年継続しているこの定期演奏会が落ち着いた重みと風格を滲ませているのはここにあるのかも知れない。支えるスタッフの構成員の広さと厚さが重なって、誰が声をかけるでもなく自発的に、自らの役割を見つけて1つの演奏会を作り上げていくことで出来上がっていく。伝統の重みというものだろうか。

その期待に応える若い力が舞台でのびのびと発揮される。会場いっぱいに響けとばかりに奏でられる部員たちの元気いっぱいのパワー溢れる演奏は、会場の聴衆一人一人の胸に突き刺さり、心の奥深く染みこんで鳴り響くのも頷ける。

それらをさらに心あることばで盛り上げるのが、在校生を代表して務める司会者だ。ステージ袖では、演奏の合間を縫って何回も何回も繰り返して練習する司会がいる。彼らもステージ上からスポットを浴びながら多くの人に語りかけるのはおそらく初めての体験で振ろう。力がこもって真剣に練習する姿にも心打たれるものがある。

彼らの力を効果的に結集して、参集する全員に成就感を持たせるために、すべてに目と耳を配りながら、細かい配慮をしながら四方八方に適切な指示を与えるのが、現顧問の小倉先生・永吉先生の両先生とこれまでの経過に熟知したOB会の山口現会長とのコラボレーションだ。

リハーサルの日、ウェルカムコンサートの練習を拝見した。3年生だけによるものだが、ロビーはすでに冷え込んできていた。そこに現れた3年生男女7人は、半袖のTシャツ1枚なのだ。それだけでも熱意が伝わってくる。3年生らしい素晴らしくきれいで美しくパワフルな練習はたちまちロビー内を圧倒した。明日の定期演奏会の成功を予感させるに十分なチームワークであり、見事な演奏であった。

第43回定演
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すべてのプロへ

縁の下で支えているのは育成会だ。親としての心配りは会場では見られないまさしく陰の縁の下の力持ちだ。子の発表の晴れ舞台を支えてくれる周囲の人たちへの感謝の念となって現れているが、その一つを紹介したい。

演奏会は音楽の発表の場であるが、その音楽には心がこもらないと聴く人の心に訴える力は弱くなる。感謝にも心を込めたい。そこで終演後、支えてくれた協力者に配られたのが、次に紹介する品々だ。すべてが親たちのハンドメイドであることに、温かさと感謝の気持ちの熱さが感じられるのである。

この袋に入っていたもの

 1.ロゴマークが散りばめられた手提げミニバッグ
 2.シンボルの部員章が中央にデザインされた手焼きのクッキー

それぞれの写真はこちらのページで紹介している。

 

もう一つ記しておきたいことがある。昭和45年卒のOBであり、昭和52年から昭和57年まで藤中職員として指導に当たった星るみ子先生が参加したことである。本番当日は所属している新日本交響楽団の練習が重なり、リハーサルだけの参加となったが、懐かしのステージで後輩と競演できたことをたいへん喜んでおられた。

他にもう1つ残念なハプニングがあった。毎年「先輩とともに」で「ヘイジュード」の指揮をとられている初代指揮者である福井先生が、リハーサルの直前突然鼻から出血し、タクトを振ることが困難となり、休演となったことだ。大事を取って当日もキャンセルとなったが、その後の静養ですっかり回復されている。