のあゆみ

「第45回定期演奏会」

 

第45回定演プロ
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第45回、それは間違いなく節目の定期演奏会だった。言葉に出さなくとも誰もが何となくそのことを感じ、その長い歴史の上に立った演奏会であることを物語る伝統を受け継いだ演奏会だった。

しかしながら現部員達にその気負いはなく、自分たちの1年間の成果としての音楽を聴いてもらおうと、会場に詰めかけた観衆に対し、心のこもった演奏が繰り広げられた。

今年の部員は総勢27名。率いるリーダーの田代さんはプログラムの中の挨拶に次のように書いている。
「carry music to your heart 〜 響かせよう心に残る29色の音〜」
このことをモットーに、1年間助け合い励まし合って厳しい練習を耐えて積み上げてきた成果を聴いてほしい、と。部員の思いを受けて、ふたりの顧問の先生も身を投げ出してそのモットーに応えるべくしっかり支え、毎日の練習に取り組んできた。
その成果が見事に発揮されていたのではないろうか。29色の音は見事に一つにまとまっていた。

リハーサルで会場に入ると、いつもの独特の空気がみなぎっていた。それに加えてテストで飛び交うレーザー光線が一目で目に飛び込んでくる。これから繰り広げられる演奏会への期待に胸がふくれる。

いよいよ本番当日。開場に先立ち、早くも来場していただいた観客へに、「welcome stage」が行われた。昨年同様三年生による「メイプルリーフ ラグ」だが、周辺の山々はほのかに紅葉始めていて、この時期にぴったりの曲目だ。。
南の洋上では台風が発生していて、日本上陸が懸念され、日本全体に覆っている秋雨前線が刺激を受けて雨が降りしきる日となっていたが、それを吹き飛ばすような好演だった。

第45回定演
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進行案内役も独特のスタイルが踏襲されている。 今年の司会は現OB役員副会長のご子息と以前の定期演奏会で司会を務めたお母さんの娘さんだ。

第1部では、1年間精魂傾けて練習してきた曲が光っていた。さすが今年の吹奏楽コンクールにおいて金賞受賞した実績を物語る名演だった。

第2部では恒例の「先輩とともに」。同じ部に育った仲間同士の世代を超えた息の合った演奏は今年も健在だった。現顧問の小倉先生の指導のもとに巣立っていったメンバーが増えて、新しい世代と、今回も再登場してくださった創始者の福井先生というコラボも息が合っていた。

福井先生にバトンをタッチして演奏した「ヘイ・ジュード」では、途中から小倉先生のボーカルが加わり、そこに部長以下部員のボーカルが重なって、いつにない盛り上がりがあり、それを受けた観客も自然と合流して、ホール内が完全に一つになった。

第3部はマーチングスタイルによるドリル構成だった。藤中の伝統を築いてきた一画だ。そのスタイルは見事に後輩達に踏襲されて、整然とした中でさらに磨きをかけた洗煉されさらに向上したマーチングが披露された。

続いて登場したのがタップダンス。あらかじめステージの床にはタップダンス用のパネルが引き締められ、本格的なタップダンスが披露された。タイトルの「ピー ア クラウン」(道化師)扮した3人が、ピエロ風の縫いぐるみを着用して、雰囲気を盛り上げていた。踊り終えたあともう一つのハプニングがあった。衣装を脱ぐとそこに現れたのは汗にまみれた小川先生だったのだ。