シリーズ ハイキング 八方ヶ原

矢板市と塩原町の境に広がる八方ヶ原は、日光国立公園の一部で、栃木県民の森を始め、森林浴などの活動の宝庫である。標高1000〜1200メートルの高さにあって、矢板市の夜景も楽しめるそうだ。この八方ヶ原には、昔、軍馬を飼育するための牧場があったが、そのために草木が軍馬に食べられてしまった。ところがレンゲツツジは蜜に毒を含む有毒植物のため、牛や馬が食べないために、牧場にたくさん残り、それが群落を形成したようだ。現在、約20万株と言われているから、開花期にはその壮観さは容易に想像できる。

コース

大間々駐車場→見晴らしコース→八海山神社→林間コース→大間々駐車場→大間々台散策コース

その他の散策地

山の駅たかはら  八方ヶ原牧場  長寿の滝  奥塩原大沼湿原  奥塩原新湯温泉

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トウゴクミツバツツジは峠を越えていたが、レンゲツツジと山ツツジは満開。名所の名にふさわしくツツジを満喫することができた。

 

大間々台を出発して登山開始 剣が峰をめざす「見晴らしコース」山道
ダケカンバがたくさん見られる。
途中からシロヤシオが目立つようになる

林を通過すると眼下に関東平野の北端が目に入った。晴天にも恵まれて、眺望が素晴らしく、近間の山肌にはシロヤシオの白があちらこちらから目にはいる。この一体がシロヤシオの群落地であることが納得させられる。

 
     

剣が峰手前の八海山神社。(1520m)

八海山神社付近は崩れた岩場になっており、たくさんのケルンが見られた。

見晴らしも良いので、絶好の休憩地となっており、たまたまいっしょになった千葉県松戸市の中学校登山の連絡中継地になっていた。

     

山のもう一つの楽しみは何と言ってもおにぎり弁当。

案内して頂いた原子さんご夫妻とおかずを分け合って食べるおいしさは格別。

     

見晴らしコースをあがってきたので、帰りは林間コースを下ることにする。

 

林の中ではハルゼミの大群が歓迎の大合唱。歩いている私の背中にもご覧の通り。

 

     

大間々台に戻り、一体に広がるレンゲツツジの群れの中に入る。中央遊歩道を進むと、そこにはオレンジ一色の世界が待っていた。

 

澄んだ空気に、黄緑の若葉と、オレンジ色の花々の甘い香りの漂いは、美人によく似合う。

うきうきさせるこの景色が、360度広がる。たまらない一瞬だ。

     
 

中央遊歩道を進んで、学校平に戻る山道を選ぶと、咲き乱れていたツツジが一瞬姿を消し、このようなまるで異質な風景が現れる。

この曲がりはなぜ?

     

学校平 「山の駅たかはら」

この一体は戦時中疎開者が多数住み、学校があったことからこの名が付いているという。

駅の左手を進み、右手の方に迂回して進むと、この湖が見えてくる。静かで旅情を感じさせる風景だ。

周辺の遊歩道を整備した時にできたものらしいが、いかにも高原地帯らしい。

       

 

さらに進むとゲートがあり、ちょっと失礼して中をのぞき込むと、真新しい白い柵にに囲まれた広大な牧場が現れる。

矢板市立八方ヶ原牧場である。現在、肉牛60頭が放牧飼育され、舗装の周回道路も整備されていた。

塩原にぬける県道56号線の雄飛ノ滝遊歩道入り口手前に、湧き水が滝のようにあふれ出て、道路にまで流れ出ている。

  「長寿の滝」

地元の夫婦が、軽トラックに満載した4リットルペットボトルに、せっせと水を汲んでいた。

誰でも飲めるように整備されているが、さわやかで凍るような冷たさに、おいしくて車を止めるフアンが増え続けているそうだ。

       
大沼湿原への接続道路・駐車場は整備され、湿原内の遊歩道も急ピッチで進められていた。辺りはモリアオガエルの生息地として知られている。
 

奥塩原 新湯爆裂噴火跡

今も白い噴煙を上げ続けている。

近くで白い濁り湯にしばし浸かり、今日の疲れをとる。

 
       
       
     
平成17年6月9日