シリーズ ハイキング 尾瀬ヶ原

鳩待峠は、標高約1600メートルの地点にあり、ここから標高差およそ200メートルを下りながら約3.3km歩くと、山ノ鼻に到着する。所用時間は、私の足でおよそ1時間半かかった。尾瀬ヶ原は西にそびえる至仏山(標高2228m、蛇紋岩で形成)と東北一の高さを誇る燧ヶ岳(高2356m)とアヤメ平の山々に囲まれた盆地になっていて、標高1,410m、東西約6km、南北約2kmの山々に囲まれた大高層湿原です。
只見川に流出口に向かって順に、上、中、下の3つの田代に名前がつけられていますが、上流である山の鼻側が上田代になります。上田代は、歩道脇に池溏が並び、背景の至仏山や燧ヶ岳と合わせて尾瀬ヶ原の景観の中心になっていますが、そのほんのさわりの部分を味わってきました。
今回も再び霧雨に迎えられましたが、尾瀬を味わう私たちには充分でした。

コース
金精峠→鎌田→ 片倉→ 鳩待峠→ 山ノ鼻→ 尾瀬ヶ原→ 山の鼻→ 鳩待峠→ 金精峠

その他の散策地
白根温泉上ノ湯 加羅倉館で入浴

鳩待峠には2つの駐車場があった。とにかく終点まであがると、そこはバス専用の業務使用となっていた。下の一般使用に戻ることにしたが、その時めざとく見つけたのが右の立て看板。

一瞬高いのに驚いたが、その下には、小さな文字で「身障者は無料」とある。

ここは尾瀬ヶ原入山に便利な位置にあるために、入山集中の分散化の為に駐車料金が大清水の5倍になっているそうだ。

大納得。有難い。この制度他の駐車場でもぜひ見習ってもらいたい。なぜなら私も身障者の一人だからだ。

 

100mほど戻って再び上の駐車場に戻ると、今日の目的地尾瀬ヶ原まで3.3kmの案内板が目にはいる。

1時間ちょっと下ったであろうか、尾瀬ヶ原入り口の山の鼻に到着する。ビジターセンターを始め数軒の宿泊棟があった。

この先に進むといよいよ尾瀬ヶ原だ。

 
尾瀬ヶ原の木道歩きとなる。正面の燧ヶ岳は、どんよりと曇って雲の中だったが、しばらく歩くと浮島の点在する池塘群となった。

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尾瀬ヶ原には1,600から1,800個も池塘が存在すると言われている。

池塘(ちとう)というのは、湿原のなかにある小池をさし、別名「泉水」ともいうそうだ。

池塘には浮島もたくさん見られた。

 

 
池塘ではヒツジグサが多数生育しているのが見られた。水中に生える多年草で、葉は長い柄があり、水面に浮かんで、長さ10〜20cmの白い蓮のような花を1個つける。花の咲くのが羊の刻(午後2時)であることからこのような和名が付けられている。しかし必ずしも2時にならないと咲かないわけではなく、実際私が見た時刻は12時過ぎではあったが、このように花は開いていた。昼に開花し、夜は閉じるというように考えるのがいいようだ。
 

駐車場で集金にあたっているおじさん(右端の男性)、何と秋田出身だとか。体調を崩していたが、尾瀬に来てから空気が合うらしく、こんなに元気になったと喜んでいた。

身障者であることから、駐車料金は無料で、その上たくさん励ましの言葉をいただいた。温かみにあふれたおじさんと、互いの健康を誓い合いながら、お別れした。

   

平成17(2005)年8月23日

この日尾瀬ヶ原で見かけた花々です。それぞれの写真をクリックすると大きくなります。
ソバナ
オオバタケシマラン
ミヤマアキノキリンソウ
サワギキョウ
ヒツジグサ
モウセンゴケ
ミヤマシキミ
アブラガヤの枯れ姿
サワギキョウ
ノアザミ
ソバナ
上の名前で、違っていたり空欄の花名がお分かりの方は、こちらにお知らせください。