シリーズ ハイキング 尾瀬ヶ原2

 

 

 

”夏が来れば思い出す・・・”の歌い出しで始まる「夏の思い出」の「尾瀬」

平成19年、日光国立公園から分離独立し、29番目の新しい国立公園として指定された「尾瀬国立公園」が今回の訪問地だ。3年前に訪れた時は、2度と訪れることはできないであろう、と目に収めてきたが、霧雨舞う曇天の中での訪問であったので、晴天の中での尾瀬ヶ原を見たいとの思いは兼ねてからあった。(1度目の尾瀬ヶ原はこちら
今回再び隣人の原子さん御夫妻から誘われて、勇気を持って再度挑戦してみることになった。しかも尾瀬の代名詞「ミズバショウ」、の花咲く絶好機のこの時期にである。
それ以来とかく中断していた散歩による歩行練習を開始し、この日に備えた。入梅時期の不安定な天気のために、一度延期したが、この日は見事に晴れ渡った。
鳩待峠から尾瀬ヶ原入口の山ノ鼻まで、健脚なら1時間というコースを今回も前回同様1時間半で踏破できた。第一の念願がかない、残雪抱えた至仏山(標高2228m)の勇姿を見ることができた。ここで健脚の原子さん御夫妻と別れ、我々は、尾瀬研究見本園を見学することとした。
ここでは、開花しているミズバショウの群落を見ることができ、美しい風景を堪能できた。これで満足だったが、せっかくだからと次への欲望が高まってきて、東北一の高さを誇る燧ヶ岳(高2356m)を見たり、尾瀬ヶ原の散策を楽しもう、と前回行った「牛首」まで足を伸ばすことになった。
すでに私の足は限界を訴えていたが、頭の欲望に勝てず、途中にある小さな休憩場所毎で休憩を繰り返し、前回見た覚えのある地点に到達できた。しかし地図と比べた結果、それは「牛首の分岐点」ではなく、まだ手前であることがわかり、今回の記録挑戦とばかりに足を引きずりながら分岐点まで足を伸ばすことにした。
やっとの思いで到達でき、我らにとっての新記録は達成できた。ここで引き返す体力を取り戻すために、腰掛けて休憩した。隣ではおにぎりを食べる夫婦。我々にはリュックから取り出して食べる余裕すらなく、横目で見ながら旅の会話をした。その中で、すぐ先にパンフレットにある尾瀬の代表的な絶景ポイントがあることが知らされた。ここまで来たのだからぜひ行くべきだ、との強いすすめで、帰りの足と時間を心配しながらも再び再延長することにした。
お陰で全く考えていなかった素晴らしい風景を写真に収めることができ、大満足である。ハイカーの途中の人たちからの情報はとにかく貴重である。心から感謝している。

コース
出発3:31 → 金精峠石楠花平4:41 → 戸倉駐車場5:36バス乗り換え →  鳩待峠6:12着6:18発 → 山ノ鼻7:49着 → 尾瀬ヶ原散策 →  山の鼻12:55発 → 鳩待峠14:14着14:22発 → 戸倉駐車場発14:56 → 帰着

その他の散策地
菅沼温泉駐車場で買い物  奥日光湯本温泉足湯


まもなく金精峠。眼下に湯の湖や中禅寺湖の眺望が見られる石楠花平。

マイカー規制のため、戸倉からバスにて鳩待峠に向かう。料金は片道900円だ。

祝尾瀬国立公園の文字が新鮮だ。

鳩待駐車場にはまだ残雪が・・・。 右側の方にある入山者カウンターを通り、歩き始める。

途中で見た残雪まぶしい至仏山。

山ノ鼻からヨッビ橋・東電小屋・竜宮小屋周遊に出かける原子さん御夫妻。

ミネザクラが咲く脇にある特別天然記念物 「尾瀬 研究見本園」の案内板。ここの木道を左に進むと見本園にでる。

園内には、ミズバショウが一面に群生していた。

後方は至仏山

ミズバショウがよく似合う

真っ白のミズバショウと黄色のリュウキンカが、木道の間や両側に所狭しと咲いていて、美しさに目を奪われる。
山ノ鼻を出て尾瀬ヶ原に入ってすぐのミズバショウの群落 真新しい尾瀬国立公園の案内板 池塘わきの最初の小休憩所。横にはショウショウバカマがピンクのはなつけ、タテヤマリンドウも時折咲いていた。

写真の左側が言うなれば本線で、右側は休憩所に入るための木道だ。

木道はすれ違いができるように一応2車線になっているが、花の観察などに立ち止まるとストップしてしまう。どの木道も2車線とも人であふれていた。


一瞬空いた休憩所を独占して記念撮影 後方は燧ヶ岳

湿原の深さは5mに及んでいるそうだが、櫛毛の成長は1年でわずか7mm。足跡残してもその回復には大変な時間を要する。

この大事な湿原を守るために木道は設けられている。


ひたすら休憩の繰り返しだ 後方には至仏山
どの木道も人人人 歩け歩けで立ち止まって鑑賞するヒマなし ついに牛首の分岐点まで到達 この混雑の中で肩を触れあって休憩したハイカーが、さらに先の尾瀬らしい絶景ポイントを教えてくれた。

正面が燧ヶ岳 さらにずっと先の人の集団あたりが目指すところらしい。

近くに来ると短い木道が敷かれていて、ここを入って数十m行くと終点が目的地だ。

この地は中田代と呼ばれていて、下の大堀川が大きく蛇行していて、ここにミズバショウの大群落が会った。

左にわずかに映っているのは至仏山だ

この一体は湿原のためこの木道を入らないと見えないが、拠水林の白樺が割合遠くから見えて目印になる。

このゆったりした水量とカーブが何とも美しい。
数mずつ位置をずらして撮影してみた。何しろカメラマンが大挙して構えているのでこの移動も大変だったが、無理矢理声をかけて撮影させてもらった。
ここからの絶景はこちらで大きな写真がみられます。

 

牛首と竜宮十字路のほぼ中間地点で渡る小川が、下ノ大堀川。木道からは見えないが、下ノ大堀川は中田代の湿原の中で大きく蛇行しており、ミズバショウの大群落地となっていた。


この写真を撮影するために場所をほんのちょっと譲ってもらうだけでも大変だった。


一休みしているこの担ぎ屋さん。この人に聞いて撮影のポイント場所を教えて頂いた。

事前の知識がなかったことと案内標識は立っていないので、この方に教えて頂かないと脇への入り道を見過ごしたかも知れない。

こころよく教えてくださり、感謝感謝です。

撮影終えて戻ってくるとまだ休んでいたので、横から撮影させてもらいました。

 

 


右の我々の写真の後ろに見える女性ばかりの長蛇の列。これは公衆トイレに並んでいる列だ。向こう側には同じく男性の列が続いている。トイレにこのような人が並ぶのは初めて見る光景だ。 尾瀬の人気がよくわかる。


山ノ鼻の直前で、周遊終わって戻ってきた御夫妻に合流しました。やっと戻って、昼食にありつけました。
山ノ鼻から鳩待峠への帰り道、笹藪の中に偶然見つけた「シラネアオイ」。 なかなか見られないというこの花を偶然見つけたのは家内。実はこうゆう発見はこれまでに時々あって、山道での観察の鋭さに隠れた才能があるようだ。
鳩待峠駐車場は、マイカー規制で一般の車はなく、その代わり、ピストン輸送するバスを待つ人で溢れていた。
平成20(2008)年6月7日(土)